放射線科(技術部門)
概要
身体のさまざまな臓器の状態を画像で診断するために、X線などを利用した検査や、磁石(磁場)を利用したMRIという検査をおこなっています。
検査・治療紹介
一般X線撮影
身体に照射したX線の陰影から画像を作成します。胸やお腹、全身の骨など、様々な部位を撮影しています。
CT
コンピュータ断層撮影のことです。X線を身体の様々な角度から照射し、コンピュータで処理することで、身体を輪切りにしたような画像を得ることができます。また、造影剤という薬品を注射しながら撮影する「造影CT」もおこなっています。
MRI
強力な磁石(磁気)を利用して、身体内部の状態を画像にすることです。強い磁石を使用するため、体内に心臓ペースメーカーなどを埋め込んでいる場合は検査を受けることができません。また時計や磁気カード、電子機器などは、磁石の影響で壊れてしまうことがありますので持ち込めません。
X線TV透視
連続的にX線を照射することで、臓器の動きや状態を動画として観察する検査です。胃や腸のバリウム検査などが一般的に知られていますが、それ以外にもさまざまな部位の検査をおこなっています。
血管X線撮影
X線を用いて血管の状態を見る検査です。目的の血管に造影剤という薬を注入し、その流れをX線透視で観察することで、血管の走行や形態を評価することができます。
マンモグラフィー(乳房X線撮影)
主に乳がんの発見・診断のためにおこないます。検査時は、乳房を圧迫して平坦にする必要があるため、場合によっては痛みを伴うことがあります。(女性技師が主に撮影を担当しています)
マンモグラフィ検診施設画像認定
大阪医科大学三島南病院は2018年3月に「マンモグラフィ検診施設画像認定」を取得しました。
マンモグラフィ検診施設画像認定とは「NPO法人 日本乳がん検診精度管理中央機構」が、マンモグラフィ検診の精度を高め、それを維持するために撮影装置や実際に撮影された写真、撮影に要したX線線量などを評価し、検診に必要とされる基準を全て満たした施設を認定施設とするものです。